第参話「滅 覚醒」
炎の中から現れた御座・鵺を斬るように命じるゆりね。だが、乙羽にはどうしてもその命令に従うことはできなかった。過去を捨て、鴉となったはずの乙羽に、わずかに残る記憶の断片。
二体の御座を失い、本格的な鴉抹殺にのり出す廻向。特命を受けた鎌鼬(かまいたち)と土蜘蛛が向かった先は、乙羽のいる施療院ではなく、新宿区内のある”病院”だった。
一方、深手を負った鵺の傷を癒すため、鵺を兄貴と慕う雨降小僧は血液パックを求めて病院へと忍び込む。そこで雨降小僧が目にしたのは、昏睡状態で眠り続ける乙羽の姿だった。人間の霊体がゆりねと契約を交わすことによって鴉が生まれることを知る廻向が初めから狙っていたのは乙羽”本体”の抹殺にあった。
乙羽自身を狙う二体の御座、病院に急ぐ鴉、そこに現れた鵺。だが廻向の魔手はゆりねにまで忍び寄っていた。
脚本:吉田 伸
絵コンテ:さとうけいいち 高木 茂樹
演出:さとうけいいち 寺沢 伸介
総作画監督:羽山 賢二
作画監督:小林 理
アクション監督:工原しげき
CGディレクター:千葉 高雪
Copyright(C) 2005 タツノコプロ/鴉 -KARAS- 製作委員会