脚本:鳥海尽三、広瀬正
演出:原 征太郎

[1]サーキットでの練習中、マッハ号の後ろに時速300kmはあろうグレーのスーパーカーが現れる。執拗に付けねらう謎の車。剛はオートジャッキで上手くかわす。突然の事に驚くサブやミッチー。 [2]舞台は変わって、夜の高速。レース界顧問緑川氏が道を走っていたところ、再びグレーの車が現れる。緑川氏は、この謎の車を避けきれず、高速道路から転落事故を起こす。そこに残された「X3」の文字・・・
[3]X3の文字。それは15年前でのトライアルレース中、緑川氏達の陰謀によって殺された山中技師の車体ナンバーであった。当時、賞金目的で山中技師を死に追いやったチーム・スリーローズのオーナー黒沼氏もまた、命を狙われるのであった。 [4]警視庁六郷警部はこれを事件と断定。このグレーのスポーツカーに見合ったスピードを持つマッハ号に白羽の矢を立て剛に捜査の協力を依頼する。デートに出かける途中だったミッチーはカンカン。
[5]「剛兄ちゃん、これ何に見える?」カメラに見立てたテープレコーダーを持って現れたのはクリオと三平だった。自分も捜査に協力するんだと、007を気取り、ミッチーの目を盗んでトランクに忍びこむ。 [6]六郷警部より、街に問題の車が現れたと連絡が入る。急行するマッハ号だがそのスピードに見失ってしまう。見失った先で、ある花屋の少女に聞き込みをするが、そんな車に見覚えはないという。。。
[7]再び姿をあらわしたとミッチーより連絡。マッハ号は追い詰めるが、踏み切りを避けきれなかった謎の車は事故を起こし、踏み切りにそのドライバーを残す。助けに駆けつけた剛は、彼がロボットであることに驚く。 [8]剛は踏み切りでロボットドライバーが事故を起こしたとき、踏み切りの音でよく聞こえなかったが、何か聞いたと言う。しかし、このロボットの声をトランクに忍び込んだクリオが見事テープレコーダーに収めていたのだ。「マレンゴは生きている!」そう連呼していたロボット。
[9]マレンゴという名前に聞き覚えがあった父・三船大介は15年前のデビル峠での事故を思い出す。ドライバーの山中技師はレース中、最大の難所でビル峠で、スリーローズというチームの妨害を避けきれず崖から転落し事故死したのであった。 [10]山中技師の遺族をあたった警部。そこは剛が街で話をした花屋の兄妹であった。足を悪く寝たきりだという兄・四郎はマレンゴについて何も語ろうとしない・・・
[11]しかし兄はすべてを知っていた。リモコン操縦でロボットを操り、父を殺したレース界の要人に復讐をしていた張本人だったのだ。地下へと妹・ユリを招く四郎。 [12]足が不自由な自分の代わりに次開催されるデビル峠レースに出ることを強要する四郎。スリーローズのドライバー達に15年目の復讐を誓う兄であった。
[13]デビル峠レース当日。死んだはずのマレンゴ号の出場に驚く、スリーローズのメンバー達。運転するのは山中技師ではなく、謎の美少女であった。 [14]兄・四郎はリモコンを操り、ヘリでレースを追う。ここに最後の復讐レースが始まったのだ!
[15]四郎の策略に気づいた剛はマレンゴ号を止めようと必死に追う。しかし、スピードが出ない。いつものようにクリオが忍び込んだものとトランクを開けたところそこにいたのはミッチーであった。すべてを知った剛がギズモ号を使い、警視庁へ連絡をするのであった。 [16]剛の妨害に気づいた四郎は拳銃を手に剛を襲う。ヘリで近接したその場所はすでに峠にかかっており、雪崩の起きやすい危険な場所であった。
[17]雪崩に埋もれてしまった剛はひどく傷ついてしまう。スピードに耐え切れなくなったユリはマレンゴを降り、遂に無人のまま復讐へと向かう。事態に気づいた剛はミッチーの協力の下、マッハ号で追いかける。 [18]マッハ号から飛び移った剛はスリーローズに襲いかかるマレンゴのハンドルを持つ。しかし、リモコン制御のマレンゴにとってメーターもハンドルも飾りであった。
[19]ハンドルでの制御を失った剛はボンネットに飛び乗り、リモコンの受信ケーブルを引きちぎるのだ。 [20]しかし、時すでに遅く、スリーローズ、マレンゴ共々峠の急なカーブを曲がりきれず、崖を転落。マレンゴは大破してしまう。剛は間一髪で脱出に成功していた。
[21]マレンゴを失った四郎はショックのあまり操作を失いヘリと共に崖へ追突し、命を落とす。 [22]父を、そして兄をも失ってしまった妹・ユリ。兄の復讐は自分の命を引き換えにここに終わった。兄も父の愛したマレンゴと共に天国へ行って本望でしょう。ユリの頬に涙がつたう。

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